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お手数ですが、『ちゃあちゃんのおうち』のあんべ光俊
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【1st day】

2001年6月22日(金)
赤坂グラフィティ



こちらが本日のチケットです。
今回のチケットに初めて『音楽旅団』の文字が入りました!


今回の2日間のライヴはタイトルの通り、あんべさんにとって初の試み。音楽旅団から東京在住の竹田元さんと松尾一彦さんのお二人を迎えてのお三方でのライヴとなりました。
ってな訳で、今回のタイトルは松尾さんのと竹田さんのの二文字を取って「松竹」と相成りましたが、果てさて、いったいどんなライヴを聴かせて頂けるのか?本当に楽しみです!



こちら、グラフィティの入り口にあるネオン管です。

さて、今回の会場となった赤坂グラフィティは、地下鉄赤坂見附駅徒歩3分って感じでしょうか?赤坂見附なんて普段は特に縁もないので、過去にはほんの数回しか降り立った事がありませんが、こんな所にもこんなライヴハウスがあったのですね?!
赤坂グラフィティ
地下鉄・赤坂見附駅から徒歩2分のビルの地下にあるライヴスペースです。階段を下りた入り口を入ると、正面にはカウンターがあり、左奥にステージがあります。様々な形に配された座席は100人分程度でしょうか。(パンフレットによると、150人程度のパーティも可能だそうです。)

【 LIVE START 】
18:40〜

開演時間をちょっと過ぎた頃、あんべさん、松尾さん、竹田さんのお三方が会場後方より登場なさいました。
>「え〜、何かお話しますか?(笑)」
会場からも笑いが漏れました。
>「こんばんわ!」
会場>「こんばんわ!」
>「今日は『あんべ光俊音楽旅団』と言うことですが、まあ旅団と言うよりは『旅隊』って言う感じなんですが。ははは・・・。
音楽旅団でやるとでかいホールとかが多いので、今日は最初の試みで松竹でやってみたいと思います。今日は四方山話なんかしながら、ダラダラやりたいと思いますんで、最後までゆっくりしてって下さい。宜しく!」
 1.風のモント
 2.JALANの風
     (お三方ともギターで)
そそ、忘れない内に!
この日のあんべさんは勿論、松尾さんも終始アコースティック・ギターでした。
>「どうもありがとう!改めまして、あんべ光俊です。そして音楽旅団、今日は松竹で・・・、」
会場から笑いが漏れました。
>「じゃあ、松竹ですが竹田から紹介したいと思います。キーボード・竹田元!」
客席>「竹田さ〜ん!」
>「ありがとうございます。竹田でございます。」
>「何か一言・・・。」
>「松竹、松竹ってすっごい親父臭いんじゃない?!」
中略。
(実はドラムスの大間さんとメル友で、今朝届いたメールには「松竹安で頑張れ!」と書いてあったとか。)
>「松竹安を逆にすると、安竹松(あんちくしょう)になるので、印象が良くないんじゃないかって・・・。」
場内大爆笑!
中略。
(竹田さんの簡単な経歴のご紹介と、松尾さんのオフコースの前の簡単な経歴のご紹介など。)
>「さて、こちらは(ギター)松尾一彦です。」
>「さて、オープニングは“風のモント”、そして2曲目は“JALANの風”でしたが、“JALANの風”はついこの間までテレビ東京の『いい旅・夢気分』と言う番組のエンディング・テーマでした。」
中略。
>「アルバムの『JALANの風』はFFAレーベルから出たんですが、先日の段階ではそうそうたるメンバーの中で1番の売り上げでした。
しかし、これが岩手・東北中心に売れてるんですが、先日レコード店の人と話したんですが、『あんべさん大変ですよ!岩手の基準でこれを全国に換算すると100万枚売れてますよ!』って、そうあって欲しいんですけどね。」
場内大爆笑!
>「さて今日は初期の作品を中心にやって行きたいんですが、次は生まれて初めてレコーディングした曲で、“しょうよう歌”です。」
 3.しょうよう歌
  
  (お三方ともギターで)
 4.遠野物語
>「ありがとう。え〜、“しょうよう歌”は’74年の作品ですかね。そして次に“遠野物語”を書いたんですが、僕が知ってる範囲では“遠野物語”と言う歌は自分のを入れて全部で3曲あるんですよね。」
中略。
(NSPが映画『遠野物語』の主題歌として書いた曲、最近では長山洋子さんが唄っている“遠野物語”があるそうです。皆さんは知ってましたか?)
>「やっぱりあんべのが1番だよね。」
会場から拍手が起こりました。
>「飛行船時代に出したアルバムは『風の時刻表』と言うんですが、このアルバムは自分たちの中で解散を決めてからレコーディングしたって言う、レコード会社の人には申し訳ない話ですが。次の曲は、そんな解散を決めてから作った曲です。」
と言いかけたところで、いきなり・・・。
>「松尾さん、バンドの解散ってどうですか?
場内大爆笑!
>「え〜、一時的にはスッキリした感じですか。空が大きいなと感じるんですけど、段々空が狭まって行くんですよ。」
会場から微妙な笑いが起きました。
>「再結成とかするんですか?」
>「聞いた事ないですね。」
>「誰か反対してるんですか?」
>「いえいえ・・・・。」
>「芸能レポーターじゃないんだから!」
>「そう言う事ではなく、複雑なもんですからね・・・。」
>「なるほどね。聞いちゃいけなかったですね。」
>「全然大丈夫なんですけどね。」
こんなお二人のやりとりに、会場は笑いに包まれました。
>「それじゃ、“やさしさはほしいけれど”」
 5.やさしさはほしいけれど
     (あんべさん、ハンドマイク)
>「どうも。」
中略。
>「飛行船のアルバムの中から3曲唄いましたが、飛行船を解散してソロでデビューする話になったんですが、飛行船の時もそんなにファンは多くなかったんですが、それでも『歌は辞めないで!』、『続けて欲しい!』と言う声もあって、それじゃやってみるかと作ったのが次の“霧の晴れ間に”と言う曲です。
これはソロの1枚目のアルバムで、松尾が曲を作ってくれました。良い曲をありがとう!」
>「はい、ありがとうございます。ずっとテンポが気になってるんですけど。」
 6.霧の晴れ間に
>「ありがとう。」
歌詞の一部分、「♪あなたの歌はあなた一人のものじゃない、歌は辞めないで・・・。」には、こんなエピソードがあったのですね。
>「“霧の晴れ間に”はステージでは殆ど唄ってませんね。何十年振りって感じでしょうか?」
>「僕が作ったキーは高かったよね?!僕が作ったのはで始まるので、ちょっと歌い難かったよね、高くて?」
>「では、星のびーたをやってみたいと思います。」
>「は?」
>「“星の旅”です。(笑)」
会場から微妙な笑いが起きました。
星の旅”の前奏が始まって間もなく、あんべさんがイキナリ・・・、
>「お酒飲みましたか?能代の喜久水酒造が星の旅”と言うお酒を作らせてくれ!と頼まれまして、ラベルの字まで書いたんだよ〜ん!」
 7.星の旅
     (竹田さん、アコーディオン)
>「“星の旅”でした。これはソロになって1枚目、’78年ですね。」
>「最近、あんべ光俊を応援しようといろんなHPができてまして、岩手のJALAN21のHPの人気投票で第1位に輝いた曲です、“365日”。」
 8.365日
>「どうも。」
ここで、ちょっとチューニング。
>「“365日”、これはソロになって3枚目のアルバム『Born to be Wild』に入ってますが、音楽評論家の富澤一誠さんは『Born to be Mildじゃねえか?!』ってその通りだったかも知れません。(笑) 」
中略。
(その昔、二子玉川に住んでた頃の思い出話。)
>「次は、その二子玉川に住んでた頃に作った曲で、これも松尾一彦さんが作ってくれました、“大きな河のほとりで”。」
 9.大きな河のほとりで
     (竹田さん、アコーディオン)
中略。
>「え〜、僕は今仙台に住んでるんですが、地元の新聞の河北新報のコラムに良い事が書いてあったので、ちょっと紹介したいと思います。」
そのコラム記事の紹介がありました。
概要は、現代の米国人の不安感を現すキーワード、物事が早過ぎて、複雑過ぎて、競争が激しすぎてついて行けない。それは日本人にも共通する事かも知れない。そのスピードについて行ければ生き残り、人間らしい生き方を選ぶと落ちこぼれる。
>「もうスピードないもんな、全然。ねぇ、松尾?」
>「まぁ、それはお互い様って事で。」
場内大爆笑!
コラムの続き。
現代の日本の母親が今1番使う言葉は、「早くしなさい!」
後略。
(話があっちこっちに飛んで、まとめ切れませんでした。^^;)
>「俺たちのバンド(音楽旅団)の中で1番せっかちと言うか、いろんな事をチェックしてくれるのは大間さんなんですよ。次が吉田、竹田、松尾、最後が俺ですか・・・。」
ここで、ちょっとチューニング。
>「でも、本当だよね。ホントに曲書かないよね〜!(>俺?)」
場内大爆笑!
中略。
10.人の森を旅する道
     (松尾さん、ブルースハープ)
松尾さんの奏でるブルースハープの音がとっても素敵で、滅多に聴けない“人の森を旅する道”が終わりました。
>「え〜、“人の森を旅する道”でした。これはソニーから出た『夢の扉』に入ってます。」
>「今年は必要に迫られて曲を書いて行くと思いますが、できればドンドン作りたいなぁとは思いますが・・・。」
>「(小声で)たいなぁ・・・なの?
>「先日は岩手の私立の岩手女子高校の創立80周年と言う事で、愛唱歌を作ってくれないかと言うお話を頂いて作りましたが。
朝礼に出てくれないかと言われて出たんですが、9百何十人の女子高生に囲まれて、こんな幸せでいいのかって感じでしたが。(笑)」
客席から苦笑が漏れました!
>「皆が一つになれるようなリズミカルな曲がいいかなと思って、3ヶ月ぐらいかかって作りましたが。」
中略。
(日光のアイスホッケーチームの監督さんの話。)
>「では、その“夢見るマジック”を。これは本来はちょっとダンサブルで、バンドでやる時は楽しくなりますが、今日はしっとりめで・・・。」
11.夢見るマジック
>「どうもありがとう!
そんなこんなで、10/8に仙台で“とっておきの音楽祭”と言うのがあるんですが、そのテーマソングを作る事になりました。」
>「こんな事を言ってもあまり信じてもらえないかも知れないけど、ははは!」
と、やや自虐的な前振りから・・・、
>「このところ“ふるさと短歌コンサート”ってのをやってるでしょ?それが.精神的にもとっても良い感じで、これからも続けて行きたいなぁと思ってるんですが。」
中略。
>「2月に久慈で“ふるさと短歌コンサート”をやった時に、70代のご婦人が詠んだ短歌に松尾がメロディをつけた曲があるんですが、その“セピア”を。」
12.セピア
     (あんべさんver)
>「いいでしょ?」
中略。
(各地での“短歌コンサート”にまつわるエピソードの紹介など。)
>「次は(宮城)多賀城でやった時に、多賀城中学校の生徒さんが作ってくれた短歌です。」
ここで、ちょっとチューニング。
>「この歌は大変評判が良くて、陸前高田のショッピングセンター(RIPL)の人が大変気に入ってくれて、CMソングとして使わせてくれないかと言う話が来ました。でも、これは学校関係でやった(作った)からダメかもしれませんよと、念の為にお伺いを立てたら『いいですよ!』との返事を頂きまして、2番を僕が作り、先日出来上がったCDをこの生徒さんにも差し上げました。では、“君はたからもの”です。」
13.君はたからもの
>「どうもありがとう。」
14.ウエンズディ
15.少年の樹
最近のちゃあママの大のお気に入り?!、“ウエンズディ”でお約束の手拍子が出来て大満足でした。(笑)
>「どうもありがとう。」
>「そんな訳で3人での初めてのステージでしたが、この3人でまたやりたいね。
あと実はですね、7/8に那覇のライヴハウスでバンドでやる事になりました!僕が那覇市観光大使と言う事で、皆さんにご無理をお願いしまして、皆で行く事になりました。良かったら那覇で会いましょう!
そして、明日はV.A.Freedomの2人が急遽出演する事になりました。やっぱり“セピア”はあんべじゃダメだって松尾が言ってるよ!と電話で言ったら、『僕たちが行きますよ』って。」
ちゃあママ、思わず1人で狂喜乱舞してしまいました。すみません・・・。^^;
>「そんな訳で、今日はどうもありがとう!」
16.ロングラン
     (お三方ともギターで)
>「ギター@松尾一彦、キーボード@竹田元。どうもありがとう!」
あんべさん・松尾さん・竹田さんが退場しました。

【 ENCORE 】

鳴り止まない拍手が手拍子に変わって程なく、お三方が再登場しました。
>「どうもありがとう。」
ここで、ちょっとチューニング。
>「それじゃ、明日もあるんで1曲だけにします。」
客席>「え〜!!!」
ある女性>「え〜、明日来れない人はどうしたらいいんですか?!」
客席からは各々ブーイングの言葉が相次ぎました!
>「多分明日はねぇ、今日演らない曲は演らないと思うよ!」
場内大爆笑!
>「それでは、次の曲は本当に久し振りですねぇ。」
次なる曲の前奏が始まった途端、客席からは「わぁ!」「きゃ〜!」と言う歓声が上がりました。
17.ダウンタウンの片隅で
本当に久し振りに生で聴く“ダウンタウンの片隅で”、松尾さんと竹田さんのコーラスが加わっての演奏に場内ノリノリでした♪
>「え〜、それじゃあ、もっと演りますか?」
>「いいですよ!」
>「しっとりがいいですか?両方?それは無理だ・・・。じゃあ、全然リハーサルしてない曲をやりますか?」
>「いや、本当にこっから先は打ち合わせしてないから。白状すると、“ダウンタウンの片隅まではやってたんですけどね。」
3人で目配せしながら、「何やるの?」って感じの間が流れました。(笑)
すると、ここで竹田さんが・・・、
>「あのぉ、今の僕の顔つきと、松尾さんの顔つきは全く同じものです。『どうすんの?』って。(笑)」
ここであんべさんのギターからは“OK”の前奏を奏で始めましたが、いざ唄い始めると「♪走れ〜走れ〜、コータロー」思いもよらない展開に、場内大爆笑でした!
18.OK
     (松尾さん・ブルースハープ、竹田さん・ギター)
>「すごいですね、松尾は今日初めてこの歌を聴きました。怖いですね、ミュージシャンの本能って言うのは!(笑)」
19.歌のある星に生まれて
>「どうもありがとう。また明日会いましょう!どうもありがとうございました。」

【 ちゃあちゃんママのひとり言 】

いやぁ、すっごく楽しかった〜!
何かMCに引き込まれ、そして思わず笑いすぎちゃって、時々メモを取るのを忘れてしまい焦る事もしばしばって感じでした。・・・だから今回は中略が多い訳ですよ。^^;
それにしても、3人のパワーってすごいね!MCもいつもの3倍(!?)強力になってたし、何か久し振りに生で耳にする曲の数々もとても新鮮に感じました。(コーラスが入るのは、やっぱりいい!)う〜ん、不思議な感じですぅ・・・・・。

あんべさんも何か随分とリラックスされていて、終始和やかに、ちゃんと笑いも取りながら(親父ギャグの連続に、客席は結構引いてたけど・・・!)進行して行きました。(笑)

そして、先日のマーキーであんべさんが言っていた「ギター1本で唄う事が、自分の中で相当盛り上げないと出来なくなって来た。」発言の意味が、ちゃあちゃんママ的に少しだけ解った様な気がしました。だって、この日のあんべさんはとっても楽しそうなんだもん!

何と言うか、3人のおしゃべりはまるで漫談の様だし、私たち(お客様)も本当に楽しかったし、やっぱりライヴは楽しくなきゃね!これに尽きるなぁ・・・・・。

ところで、テレビ東京の『いい旅・夢気分』と言う番組のエンディング・テーマに採用された“JALANの風”、ちゃあママは全部の回をビデオに録画しました。あんべさんの姿が流れる訳でもないのにね。^^;

最後にあんべさんから、「明日はV.A.Freedomから、太田代将孝君と山田大輔君の2人が急遽出演してくれる事になりました。」とのご案内がありましたが、
と言う事は、本家本元の“セピア”が聴けるのね!きゃ〜、楽しみ〜!(理由は、2日目のライヴレポで!)


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